
大学から「レポートは第四種郵便で」って言われたけど、なにそれ
「第四種郵便」はあまり聞きなれない言葉ですよね。
私も通信制大学に入って初めて知りました。
この記事では通信教育の目的で第四種郵便物を送る方法について詳しく書いていきます。
「課題を第四種郵便で送れ」って言われても何のことやら…という方の参考になると思うので、ぜひ最後までお読みください!
第四種郵便とは?
第四種郵便とは以下のいずれかで、中身が見える状態で郵送されるものが第四種郵便に該当します。
- 通信教育用郵便物
- 点字郵便物、特定録音物等郵便物
- 植物種子等郵便物
- 学術刊行物郵便物
このうち、「通信教育用郵便物」という扱いが通信制大学などの教育機関と郵便でやり取りをする際に適用される場合があります。
使用できるかどうかは教育機関側が届け出を出しているかによるので、「学校相手だから第四種」というわけではありません。
課題等の郵便物の送り方として、「第四種郵便で」という指定があるかどうか確認しましょう。
ちなみに日大通信も、大学関係の郵便物は第四種郵便が使えます。
(参考:第三種・第四種郵便物|日本郵便株式会社https://www.post.japanpost.jp/service/standard/three_four/index.html )
第四種郵便で課題等を送る方法
第四種郵便で課題等を送る方法を紹介します。
料金
通信教育用郵便物であれば、100g以内なら15円、+100gごとに+10円です(2025年1月現在)。
重さの上限は1kgです。
(参考:国内の料金表(手紙・はがき)|日本郵便株式会社 https://www.post.japanpost.jp/send/fee/kokunai/one_two.html#04 )
どうやって出すの?
第四種郵便として差し出しするための注意点を紹介します。
発送準備
宛名・差出人を書くなどは普通の郵便と同じです。
自分で用意した封筒を使用する場合は、通信教育用郵便物であることを表面に書く必要があります。



書き方などは教育機関からの指示に従いましょう。
第四種郵便は中身が見えることが適用の条件となっています。
所定の用紙や封筒は密封できなかったり切り込みが入っていたりすると思いますが、テープなどでふさがずそのまま送ってください。
自前の封筒でも同様です。


上の画像は日大通信の所定の封筒です。
上部ののり付け部分が半分しかありません。
このまま半分開いた状態で送ります。
ポスト投函
15円分の切手を貼ればポストに投函して大丈夫です。
ただし重さが100gを超えていそうなときは、郵便局に持って行って重さを量ってもらいましょう。



リポート用紙の場合は、参考資料を山ほど貼っていない限りは15円で大丈夫です。
卒論手帳にメール履歴を貼って出すような場合は郵便局で量ってもらった方が良いかもしれませんね。
「15円切手」
15円切手は存在しません。
10円切手と5円切手の2枚を貼る必要があります。
切手は郵便局のほか、コンビニなどでも買えますが、10円切手や5円切手は在庫がない場合もあるので気を付けましょう。
郵便局窓口から差出
第四種郵便であることが分かれば、切手と同じ代金を窓口で支払うことで差し出しできます。
確実に届けたいとき・急いでいるとき
課題は締め切り間際で急いでいることもありますよね。



私もよくやりました。
第四種郵便は速達や簡易書留などのサービスと併用することもできます。
郵便局窓口で、「速達で・簡易書留で送りたい」と伝え、追加の料金を支払うことで可能です。
普通郵便と書留・速達の違い
書留は主に大切な書類などを送る際に使われるオプションで、追跡用の番号が発行され郵便物の追跡ができることが特徴です。
料金は簡易書留の場合基本料金(15円)+350円です。
速達は速く届けてくれることが特徴で、料金は250gまでであれば基本料金+300円です。
15円で送った場合は普通郵便の扱いになりますが、普通郵便は土日祝日の配達はありません。



木曜日や金曜日に15円で出すと到着が次の週になる可能性が高いです。
書留と速達は土日祝日も配達しているので、どちらも普通郵便よりは早く届くと思われます。
送付元・送付先の住所で日数は前後しますが、仮に私の自宅から学校に送る想定で配達日数を検索したところ、以下のような結果になりました。
- 速達 → 差出日の翌日午前
- 書留 → 差出日の翌日
「一刻も早く出したい」という場合は速達のほうがおすすめです。
一方「きちんと届いているか確認したい」という場合は書留(簡易書留)がいいでしょう。
ちなみに日大通信では、「早く出したいけど追跡もしたい」「一度にたくさん送りたい」という場合にレターパックを使うという方法が認められています。
第四種郵便+速達と、レターパックライトの料金を通数別に比較します。
第四種郵便+速達 | レターパックライト | |
---|---|---|
1通 | 315円 | 430円 |
2通 | 630円 | |
3通 | 945円 | |
4通 | 1,260円 |
1通だけ出すなら第四種郵便+速達の方が安いですが、2通以上同時に出すならレターパックライトの方が安いことがわかります。



レターパックの専用封筒に宛先と学生番号含む差出人名、内容物(「リポート用紙」などでOK)を記入し、レポート用紙をそのまま入れて封をします。
(参考:書留|日本郵便株式会社https://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/kakitome/index.html
速達|日本郵便株式会社
https://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/sokutatsu/index.html
お届け日数を調べる|日本郵便株式会社 https://www.post.japanpost.jp/send/deli_days/index.html )
まとめ
課題を出すだけで精いっぱいなのに、いきなり第四種郵便なんて言われても困りますよね。



でも送り方を間違えなければ安く郵便物を送ることができるので、まずは教育機関からの指示をよく読んで従うことが大切です。
それでも不安があれば、この記事も参考にしてもらえると嬉しいです。