リポートの書き方がわからない
科目習得試験やリポート併用でスクーリングを受ける場合、リポート(なんでレポートじゃないんでしょうね)を提出する必要があります。
リポートの書き方や提出方法には細かい規定がある上、通信制大学では情報共有が難しくて周りに合わせるということも難しく、提出前は不安ですよね。
この記事では、日大通信のリポートのおすすめの書き方や出し方などを解説していきます。
これからリポートを書くぞ!という方はぜひ参考にしてください。
私がこれまでに書いてきたリポートの数
私が日大通信に3年間在籍している間に書いたリポートの数は以下の通りです。
合格 | 41 |
不合格 | 12 |
合計 | 53 |
合格 | 41 |
不合格 | 12 |
合計 | 53 |
現在4年次ですが、リポートを使って単位を取ろうと思っている単位の分のリポートは全て書き終わり、合格しました。
以下では53回の提出経験を振り返って、提出の手順を書いていきます。
リポートを書く準備
リポートを書くためにはまず準備が必要です。
書き始める前に必要なことを紹介します。
履修計画を立てる・履修登録
まずはどの単位をどういう方法で取るかを決めていきます。
学修の仕組みについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
リポートが必要になるのは次の場合です。
- 科目修得試験を受けるとき
- リポート併用でスクーリングを受ける時
スクーリングについては注意が必要です。
スクーリング1回で単位を取る場合リポート1or2通+スクーリング1回の形が基本ですが、まれにスクーリング1回だけで単位を取ることができリポート提出が不要な教科があります。
該当するかどうかは各スクーリングの開講のお知らせに記載されていますので、「今回はスクーリングを受講しない」という時もお知らせは毎回確認することをおすすめします。
リポート提出の締め切り日は、年間の予定表で確認することができます。
余裕を持った計画を立てましょう。
履修登録はポータルサイトの「学生メニュー」→「履修登録」から行うことができます。
リポートを出す前であれば履修登録を削除することができますが、1度提出すると削除ができなくなる(履修をやめると成績に影響する)のでご注意ください。
教材を入手
配本申請、または教材購入で教科書を入手します。
配本申請では年度内に2回、32単位分まで教材を無料で入手できます。
ポータルサイトの「学生メニュー」→「教材発送申請・照会」→ウィンドウ下部の「配本申請(無料)」ボタンから申し込むことができます。
「教材コード」欄には入学時に配布される「教材要綱」の冊子に記載されている教材コードを入力します。
配本申請の枠を超えてしまった時も、教材購入を申し込むことで有料で教材を購入できます。
メルカリで安く買うことも可能です。
リポート用紙を入手
入学時にリポート用紙をもらえますが、リポートを中心に単位を取ろうとすると絶対に足りません。
追加分は1組(20冊)1,000円で購入する必要があります。
購入するためには「リポート用紙購入願」を提出します。
ポータルサイトの「資料・申請書」→「リポート用紙購入願」のページからダウンロードができます。
郵送の場合は記入した購入願と代金を入れて現金書留で送ります。
到着までは目安として1週間ほどかかりますが、事務取扱期間外の場合もあるので余裕を持って申し込みましょう。
「リポート用紙購入願」は教務課に直接提出することもできます。
数冊だけ欲しい場合は、メルカリで買うという方法もあります。
課題を確認
リポート課題集も「資料・申請書」の該当ページからダウンロードできます。
訂正がある場合があるので、一番上に表示されている「〇~〇年度リポート課題集について」のページから最新の課題を開きましょう。
課題集はとてもページ数が多いので、必要な課題を探して個別に印刷していくのがいいです。
PDF表示のページ数での目安は以下の通りです。
総合教育科目…57ページ
外国語科目…79ページ
保健体育科目…101ページ
専門教育科目…103ページ
法学部法律学科の科目…103ページ
法学部政治経済学科の科目…128ページ
文理学部文学専攻(国文学)の科目…143ページ
文理学部文学専攻(英文学)の科目…165ページ
文理学部哲学専攻の科目…187ページ
文理学部史学専攻の科目…204ページ
経済学部経済学科の科目…218ページ
商学部商業学科の科目…244ページ
教職コースの科目…267ページ
司書教諭コースの科目…298ページ
学芸員コースの科目…301ページ
※令和5~6年度のページ数です。課題の更新で変更になる場合があります。
参考文献を集める
課題が書かれている欄の下に「ポイント・キーワードと参考文献」の欄があります。
教科にもよりますが、参考文献が記載されている場合は用意しておくと便利です。
入手方法としては、日大の図書館で借りる、近くの図書館で借りる、通販やメルカリで購入するなどがあります。
リポートを書こう
ここからは実際にリポートを書く上で私が普段行っている手順を紹介します。
あくまで私の自己流なのでこの通りにする必要はありませんが、困ったときは参考にしてみてください。
教科書を読み、要点を書き出す
教科書の課題に関係すると思われる部分を読み、要点を書き出します。
教科書を通読するのは科目修得試験対策にもなり理想ではあるのですが、とにかくリポートを出さなくては!という時は関連する章のみ読んでいることが多いです。
要点の書き出しはGoogleドキュメント に箇条書きで行っています。
複数の端末間でデータを共有できるので、後で本文を書くときに参照したりコピペしたりしやすいのが理由です。
もちろん他のソフトや手書きでも構いません。
Googleドキュメントはスクーリングの課題提出で使うこともあるので、あまり使ったことがないという人も慣れておくといいです!
箇条書きはこの時点では教科書の文言そのままでもいいと思いますが、リポートにするときは自分の言葉で書く必要があるので、この時点でかみ砕いて言い換えられるようであればそちらを書いておいた方が良いでしょう。
参考文献を読み、補強する
参考文献に目を通し、箇条書きのまとめを補強します。
そのまま情報をつけ足していくときもあるし、段落を分けてメモしていく場合もあります。
書き出した要点を整理し、文章にまとめる
文章を書き始めます。
こちらの作業は、文字数を把握しやすいようにWordで行っています。
Googleドキュメントでも、ツール→文字カウント→入力中に文字数を表示にチェックで文字数を表示させることができます。
箇条書きで内容を把握すると、どんな流れで論をまとめればよいかがなんとなく見えてくると思います。
見えない時は、まず結論(課題に対する答え)を探します。
私は「簡潔な結論→根拠となる情報→詳細な結論」という構成で書くことが多いです。
最初に簡潔にまとめることによって、「何を書くべきか分かっている」という印象を与える効果を狙っています。
書き出しにも困りません。
根拠となる情報は、箇条書きのまとめから根拠になりそうな情報を探して文章にまとめていきます。
この時、教科書や参考文献のメモそのままではなく、可能な限り自分の言葉に置き換えるよう心掛けてください。
文言をコピペしただけだと、教科書の丸写しとみなされて不合格になる可能性があります。
自分の言葉に置き換えるのは難しいですが、内容を自分で考えて理解するためには必要な工程です。
しかし、完全にオリジナルな表現を生み出す必要はありません。
自分で理解できる言葉に落とし込むことが重要です。
ここでは文字数を気にせず書きましょう。
推敲する
書きたいことを書き終わったら、もしくは1600字を超えたら、頭から読み直して文章を整えましょう。
最初と最後で論点がずれていないか、きちんと結論が書けているかは特に重要なポイントになります。
よく読んで、おかしい点があれば直しましょう。
字数が2000字を超えてしまった場合は、きっとなくても良い情報があるはずです。
表現を変えて試しながら、時には勇気をもって不要部分を削りましょう。
リポートを提出しよう
本文が書けたら、提出の準備をしましょう。
手書き、もしくは所定の様式で印刷
提出方法には、手書きと所定の形式で印刷の2つの方式があります。
手書きで提出する場合
リポート用紙に黒のペンで書いていきます。
鉛筆書きは不可なので、できれば下書きしてから書くことをおすすめします(修正テープ等は使用しても問題ありません)。
所定の様式で印刷して提出する場合
こちらの方法をおすすめします。
ポータルサイトの「リンク」ページのサイドバーにある「リポートの作成について」のページからWordのテンプレートをダウンロードできます。
テンプレートをダウンロードしたら、まず別名で保存しましょう。
別の科目を提出するときに再ダウンロードの必要がなくなります。
保存したら、ヘッダーの情報(氏名などの欄)を入力しましょう。
最初はグレーになっていますが、ダブルクリックすると編集できるようになります。
次に、書いた本文をコピー&ペーストします。
この時、テンプレートの枠線が本文の下に行ってしまうと思うので、貼り付けた文の右下に表示されている貼り付けのオプションマークをクリックして、「テキストのみ保持」を選択します。
レポートのテンプレートが変更になるようです。
10/16~移行期間(新旧どちらでも受け付けてもらえる)、2/14~新書式に完全移行なので注意してください。
バーコードシールを印刷
バーコードシールについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。
印刷したものを用紙に貼り付け、必要事項を記入
課題、バーコードシール、再提出の場合は前回の講評を所定の欄に貼り付けます。
本文は用紙の後ろの方の参考資料の欄に、印刷されている指示通りに貼り付けます。
表紙、返送先、講評欄、参考文献欄のすべてに必要事項を記入します。
郵送または直接提出
ポストに投函する場合は発送用・返送用それぞれの欄に15円分の切手を貼り、封をして投函します。
直接提出する場合は、市ヶ谷の通信教育部の校舎の自動ドアを入って右手にある白いポストに投函します。
直接提出の場合やレターパックに入れてまとめて出す場合は、発送用の切手はいりません。
ただし返送用の切手はどのような場合でも必ず貼る必要があります。
郵送の詳しい方法については、こちらの記事も参考にしてください。
リポートは怖くない!-まとめ
日大通信のリポートの提出の流れについて解説しました。
正直リポートを書くのは大変です。
最初に示したように私も何度も不合格を喰らっています。
合格したときはとても嬉しい反面、メンタルの弱さゆえに不合格だった時はとんでもなく落ち込んでしまいます。
しかし、リポートに時間をかけることによって、その課題に関する知識は確実に深まります。
また、スクーリングの費用を抑えられるという大きなメリットもあります。
ぜひリポートに挑戦して、学びの機会を逃さないようにしていきましょう!